アナログ・デバイセズ、業界初、1GHzのデータ・コンバータ信号を8ビットの直線性で駆動する差動アンプ「ADA4960-1」を発表 わずか60mAの静止電流でギガサンプル・クラスのADC駆動を実現する5GHz差動アンプ
2010/05/28アナログ・デバイセズ
アナログ
アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、競合他社製品の半分の消費電力でDCから1GHz(ギガヘルツ)のA/Dコンバータ(ADC)信号を駆動できる、業界初の5GHz差動アンプ「ADA4960-1」を発表しました。ADA4960-1差動アンプは、10ビットの直線性ならば500MHzまで、また8ビットの直線性では最高1GHzまでと、広範囲な高速ADC向けに開発された高性能で低歪みの超高速差動アンプです。ADA4960-1は、ADIの12ビットADC「AD9626」や10 ビットADC「AD9211」のような、さまざまなADCを駆動できます。
ADA4960-1差動アンプは、1GHzまでの動作時でも静止電流の消費量がわずか60mAとなっています。さらに、周波数1GHz以上まで8,700V/μs(ボルト/マイクロ秒)のスルーレート(ゲイン=6dB、2Vステップ)で、ワイドバンドの低歪み性能が特長です。ADA4960-1は産業用および計測機器、防衛用電子機器、航空宇宙機器におけるRF(無線周波数)やIF(中間周波数)有線通信アプリケーション向けに最適です。ユーザがアクセスできるゲイン調整や帯域幅拡張機能も搭載されているので、ADA4960-1によるライン・ドライバやチャンネル・イコライゼーション(等化)アプリケーション向けの構成も可能です。
ADA4960-1差動アンプの特長・5GHz、-3dB帯域幅(ゲイン=6dB)
・1個の抵抗によるプログラマブル・ゲイン:0dBから18dB
・差動またはシングルエンド入力/差動出力
・高い周波数まで良好な高調波歪み特性(HD2/HD3 @ ゲイン=6dB)
-88/-69dBc @ 250MHz
-77/-66dBc @ 500MHz
-73/-72dBc @ 1GHz
・-63dBc IMD3 @ 1GHz
・高スルーレート:8,700V/μs(ゲイン=6dB、2Vp-p出力)
・1%まで1nsの高速セトリング・タイムでオーバドライブ回復時間は10ns
・5V単一電源動作
・0.1dBゲイン平坦性(300MHzまで)
供給と価格について
(米国における販売価格)
【詳細情報】●ADA4960-1
http://www.analog.com/jp/ADA4960-1●ADIのアンプ製品
http://www.analog.com/jp/amp●ADIの差動アンプ設計ツール
http://www.analog.com/pr/ADIsimDiffAmpアナログ・デバイセズ社についてアナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。
ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。
アナログ・デバイセズに関するTwitterによる情報提供:
http://www.twitter.com/ADI_News
企業HP:
http://www.analog.com/jp/index.html
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