KVM over IPおよびコンソールサーバとして使える「Digi Passport I-KVM」を発売

ニュースセンター

KVM over IPおよびコンソールサーバとして使える「Digi Passport I-KVM」を発売

2009/02/25Digi International アナログ

ディジインターナショナル株式会社(本社・渋谷区、ジョー・ダンズモア代表取締役)は、このたび、IT部門の担当者やサーバ管理者が容易にリモートサーバやリモートネットワーク機器を管理することができる、ポケットサイズで費用対効果の高いツール、「Digi Passport I-KVM」を発表しました。Digi Passport I-KVMは、KVM over IPおよびコンソール管理機能を提供し、ユーザはIPネットワーク上のKVM経由でリモートサーバを管理することができると同時に、シリアルコンソールポート経由のルータのような他の機器の管理も行うことができます。本製品は、リモートオフィスや店舗、教育／研究施設といった遠隔地に設置されているサーバやネットワーク機器へのアクセスや管理に理想的です。また、ホスティング会社に収容された設備・機器の管理や、アナログKVMのコスト効率のよいIPネットワーク化にも最適です。

米ロヨラ大学のIT部門は、キャンパスの離れた建物にある小部屋内に設置されたサーバの管理にDigi Passport I-KVMを使っています。「キャンパスの至るところでこの装置が利用されています。コストの低さとスケーラビリティの高さのおかげで、必要に応じてユニットを追加することができます。セットアップは簡単で、極めて信頼性が高いことも証明されています。もはやサーバ管理のために定期的にサイト訪問する必要はなくなり、時間の節約と効率化が実現できました」と、シニアシステムエンジニアのパトリック・リーヴィ氏は話しています。
「Digi Passport I-KVMは、リモートサーバの現地での作業の必要をなくすことによって、メンテナンスコストを激減させることができます。今まで現地で行っていたすべての操作は、ノートパソコンやインターネット接続が利用できるあらゆる場所からリモートで行うことができます。この装置は容易に既存のアナログKVM装置をIP化することができ、アナログボックスを継続しながらでも、安価にリモートアクセス環境を提供します」と、Digi Internationalのグローバルセールス&マーケティング上級副社長のラリー・クラフトは話しています。

Digi Passport I-KVMは、自動適応圧縮機能により効率的にネットワークを使用します。本製品は、他のKVMソリューションより最大半分のネットワーク占有率で、ネットワークのオーバヘッドの低減と、よりよい使い心地を提供します。ユーザは、業界標準のフリーのVNC(バーチャルネットワークコンピューティング)ビューアやiPhoneのような携帯端末経由で、ネットワークやインターネット上のDigi Passport I-KVMに容易にアクセスすることができます。専用のソフトウェアや追加のソフトウェア料金は不要です。加えて、本製品はファイルをリモートサーバへ転送するバーチャルメディアサポート機能もサポートします。これにより、IT部門の担当者やサーバ管理者はネットワーク経由のデータ転送によって、リモート機器のソフトウェアのバグフィックスやパッチのインストール、新しいソフトウェアのロードを遠隔地から行うことが可能です。

Digi Passport I-KVMは、デイジーチェーンイーサネットとデイジーチェーン電源を持った非常に拡張性の高い製品です。ユーザは必要に応じて簡単にDigi Passport I-KVMを追加でき、高価なマルチポート装置の必要はありません。わずか1つのイーサネットスイッチポートと電源から、最大8つのDigi Passport I-KVMを接続することができます。

本製品は、機器との接続用にKVM/IPとコンソールサーバ用にそれぞれ１つのポートを持っています。また、強固なセキュリティ機能としてAES暗号化とビデオアクセス用のRSA2049ビット公開鍵などの機能をサポートし、さらに、WebブラウザまたはフリーのVNCビューアを利用したノンブロッキングアクセスと、LDAP、RADIUS、TACACS+、Kerberosのリモートユーザ認証サポート機能も搭載しています。
価格は559ドルから。詳細は、www.digi.com/i-kvmをご覧ください。

企業HP:
http://www.digi-intl.co.jp/index.html

Digi Internationalの製品購入はこちら