狭ピッチ(0.5mm)ながら業界最高クラスの変位量(XY方向±0.5mm)を有する0.5mmピッチ2ピース フローティングコネクタ「DYシリーズ」バリエーション豊富に発売中
2007/12/17ケル
受動/接続/機構部品
ケル(社長:髙橋和良、東京都多摩市、電話042-374-5800)は、0.5mmピッチフローティングコネクタ(2ピースタイプ)の「DYシリーズ」を幅広いラインナップを揃えて発売している。
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<ハイスタックタイプ(プラグ)>
- 本シリーズは0.5mmと狭ピッチでありながら、フローティング量はXY方向に±0.5mmを確保しており、小型で可動量が多い
本シリーズは、機器の小型化に貢献することができるコネクタである。特に基板上に複数のコネクタを使用する際にも、基板実装時のズレをコネクタ部分で吸収できるため、使い勝手の良い製品に仕上がっている。また、小型製品でありながら有効嵌合長1.25mmを確保しており、安定した接触を誇る製品である。
「DYシリーズ」は幅広いラインナップを揃えている。極数は60、80、100、120、140極を揃え、嵌合時のスタック高さは5、6、7、8、9、10、12、13、14mmを取り揃えている。今後は極数の追加、垂直接続タイプも検討しており、お客様のニーズへ対応できるよう体制を整えている。
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<フローティング側(レセプタクル)>
- 同コネクタのフローティング側(レセプタクル)は、接触部(可動側)とはんだ付け部(固定側)の2パーツで1つのコネクタが構成され、コンタクトで繋いである形。接触部側が可動した時、はんだ付け部に負荷が加わるが、インシュレータ両端に固定金具を付ける事で負荷を軽減した構造としている。コンタクト形状はSMT対応品としており、oHSに対応した製品となっている。
同シリーズの特長を生かして、カーナビだけではなく、事務機、
工業機器、電子応用機器など、様々な電子機器へ幅広いニーズに対応できる製品になることを期待している。ケルでは同シリーズを戦略的商品と位置付け、今後同社の柱商品の一つにしたい考えである。
※フローティングコネクタについて
コネクタを基板に実装する際、コネクタ間の取り付けピッチ誤差は横方向と縦方向の2方向(XY方向)に出る可能性があります。さらにコネクタ嵌合後、それぞれの基板が筐体にネジ止めで固定される場合、ネジ止め時に起こる基板のズレから、コネクタに誤差吸収を求められる場合もあります。こうした誤差やズレが起こっても対応できる許容量を持ったコネクタをフローティングコネクタと呼んでいます。「DYシリーズ」はフローティング量(可動量)±0.5mmを確保しており、充分な誤差吸収が可能です。
<DYシリーズの主な特長>
・0.5mmピッチと狭ピッチながら、フローティング量はXY方 向で±0.5mmと、業界最高位の変位量である。
・有効嵌合長は1.25mmを確保しており、高信頼設計である。
・極数は60極、80極、100極、120極、140極の5種類 を用意。
・スタック高さは従来の5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm以外に、ハイスタックタイプの12mm、13mm、14mmを加え、9種用意している。
・固定金具は大きなフィレットを構成する形状で、挿抜時の機械的強度を確保している。
・自動実装時の吸着面を確保している。
・位置決めボスの有無を選択可能。
・RoHSに対応している。
ケル株式会社 経営企画室
担当:鯨岡(込田)
TEL:042-374-5805 FAX:042-374-5887
E-mail:
kikaku@kel.co.jp
企業HP:
http://www.kel.jp/index.html
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