携帯電話のマルチモードPAに給電するリニアバイパス付き、ステップダウンコンバータ
2011/02/24マキシム
電源/パワー
マキシムの新しいDC-DCコンバータは、マルチモードPAモジュール向けに完全な電源ソリューションを提供し、設計者は携帯電話のバッテリ使用可能時間と通話時間を延長することができます。
2011年2月17日
カリフォルニア州サニーベール—2011年2月17日—マキシム・インテグレーテッド・プロダクツ(NASDAQ:MXIM)は、携帯電話のPA (パワーアンプ) モジュールへの電源供給用に設計されたステップダウンコンバータのMAX8989を発表しました。MAX8989は複数の通信プロトコル(例:LTE、WCDMA、GSM、EDGE)向けのパワーマネージメントに対応する業界初のDC-DCコンバータで、複合(マルチモード) PAに最適です。このソリューションは、マルチスタンダード携帯電話システムに非常に優れた柔軟性と効率を提供する、実績のあるInfineonのSMARTi™ UE2 RFエンジンプラットフォームで採用されています。
MAX8989は高効率スイッチングレギュレータと並列バイパスLDOを内蔵しており、全ての条件において最大の効率を保証します。この方法によって、設計者はPAの出力段の電源電圧を安定化させ、PA内部の消費電力を最小化することができます。設計者は送信電力の要件を満たすようPAの電源電圧を制御することによって、2Gの通話時間を最大25%、3Gの通話時間を最大10%延長することができます。
内蔵のLDOは降圧レギュレーションとドロップアウト時の動作の間の遷移を滑らかにし、高い電源レベルへのシームレスな遷移を実現します。ドロップアウト時には、LDOは低インピーダンス(85mΩ)のバイパスFETとなり、ピーク電流期間の電源損失を確実に最小限に抑えます。さらに、スイッチングレギュレータは100%のデューティサイクルの実現が可能なため損失をさらに低減します。
MAX8989は最大2.5Aに対応し、GSM/EDGE PAへの電源供給に最適です。この製品は-40℃~+85℃の拡張温度範囲での動作が保証されており、小型(1.6mm x 1.6mm、最大厚0.69mm)、9ピンウェハレベルパッケージ(WLP)で提供されます。参考価格は$1.92 (1,000個以上、FOB USA)となっています。サンプルと評価キットは請求に応じて提供されます。
マキシムについて
マキシム・インテグレーテッド・プロダクツは、高性能半導体製品を設計、製造、および販売する株式公開企業です。マキシムは顧客の製品に付加価値となる、革新的なアナログおよびミックスドシグナルのエンジニアリングソリューションの提供を使命として設立されて以来25年以上になります。今日まで、マキシムが開発した製品の数は6400以上に達し、産業機器、通信、民生、およびコンピューティングの各マーケットに製品を提供しています。
マキシムは2010会計年度に約20億ドルの売上げを達成しており、Fortune 1000企業であると同時に、Nasdaq 100、Russell 1000、およびMSCI USAの各指数にも含まれています。詳細はjapan.maxim-ic.comをご覧ください。
企業HP:
http://japan.maxim-ic.com
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