自動車用パワー半導体モジュール「Jシリーズ」テストサンプル出荷開始
2011/06/16三菱電機
電源/パワー
電気自動車・ハイブリッド車用の高機能・安全設計
2011年6月14日
三菱電機株式会社は、電気自動車やハイブリッド車用モーターの駆動に用いる自動車用パワー半導体モジュール「Jシリーズ IPM※1」4種と、発売中の「Jシリーズ T-PM※2」(CT300DJH060)を大容量化した2種のテストサンプル出荷を6月21日に開始します。
※1: Intelligent Power Module:パワーチップと駆動・保護回路を1つのパッケージに収めたモジュール
※2: Transfer molded-Power Module:トランスファーモールド型パワー半導体モジュール
テストサンプルの特長
1. 自動車用としての高機能・安全設計(IPM)
・ 駆動・保護回路に加え、外部との絶縁設計を容易にするフォトカプラ※3を内蔵
・ チップ温度を精度よくモニターするアナログ温度出力機能を内蔵
・ レイアウトの幅が広がるほか、振動にも強いコネクタ端子を内蔵
・ 電源電圧を精度よくモニターするアナログ電圧出力機能を内蔵(発注時選択仕様)
※3: 入力信号を光へ変換し出力側へ伝達する素子。信号間が絶縁され、入力側のノイズの影響を受けにくい
2. 従来比2倍の定格容量でインバーターの小型化に貢献(T-PM)
・ 最大定格300A/1200Vと600A/600Vの2種をラインアップ
・ 従来比2倍※4の定格容量でインバーターの小型化に貢献
※4: CT300DJH060との比較
3. 自動車用途に対応(IPM、T-PM)
・ TYPE-Aは定格30kW程度、TYPE-BとT-PMは55kW程度のモーターに適応可能※5
・ 自動車用途に対応した品質と信頼性を確保
・ モジュールの素材から部品、生産履歴に至るまでトレーサビリティー管理を実施
・ 環境負荷物質を規制する「欧州ELV(End-of-Life-Vehicle)指令」に適合したパッケージ
※5: お客さまの使用状況により異なる場合があります
テストサンプルの概要は、http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2011/0614-b.html を参照ください。
企業HP:
http://www.mitsubishielectric.co.jp/index.html
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