日本TI、3相ブラシレス・モーターの駆動・調整機能を容易に実現可能なStellaris ARM Cortex-M マイコン搭載新型モーター制御キットを発表

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日本TI、3相ブラシレス・モーターの駆動・調整機能を容易に実現可能なStellaris ARM Cortex-M マイコン搭載新型モーター制御キットを発表

2011/12/21テキサス・インスツルメンツプロセッサ/メモリ

Stellaris マイコンとTIの『InstaSPIN-BLDC』センサレス・モーター制御ソリューションを組み合わせた新型のモーター制御キット

2011年12月21日

日本テキサス・インスツルメンツは、拡充を続けているモーター制御ソリューション向けにStellaris® ARM® Cortex™-M マイコン（MCU）を搭載した3相ブラシレス・モーター制御キット『DK-LM3S-DRV8312』を発表しました。このキットは、Stellarisシリーズの『LM3S818』、および『DRV8312』モーター・ドライバを搭載しており、50V、6.5A以下の3相ブラシレスDC（BLDC）モーターを容易に駆動させることが可能です。開発者は本キットを使用することで、低電圧のファン、ブロワ、ポンプ、電動ツールおよびコンプレッサをはじめとする、量産型のモーター制御製品の開発を安価かつ迅速に開始できます。

製品に関する情報はこちらからご参照ください。
•『DK-LM3S-DRV8312』の詳細: http://www.tij.co.jp/stellaris-motor-pr-lp-jp
•モーター制御のブロック図、アプリケーション・ノート、ビデオおよびセレクション・ガイド: http://www.tij.co.jp/motor
•Stellaris Cortex-Mマイコン: http://www.tij.co.jp/stellaris-motor-pr-hp-jp

この『DK-LM3S-DRV8312』キットに付属する『Stellaris LM3S818 controlCARD』モジュール搭載の内蔵Flashメモリには、モーター制御に必要なファームウェアが出荷時に書き込まれているため、キットを開封後、モジュールを『DRV8312』モーター・ドライバのベースボードに装着するだけで、『InstaSPIN-BLDC™』センサレス・モーター制御ソリューションをすぐに動作させることができます。この『InstaSPIN-BLDC™』ソリューションは、ユニークな逆起電力（back-EMF）方式を採用しており、モーターの各種パラメータに関する知識がなくても多種多様なモーターを駆動させることができます。また、従来のゼロクロス逆起電力方式とは異なり、センサレス動作を低速の領域まで可能にし、急速な速度変化により発生するミスコミュテーション（各相の誤切換）に対しても高い耐性を発揮します。また、フル・トルクをはじめとした広範囲の動作条件において、信頼性の高いモーター駆動を実現します。

『DK-LM3S-DRV8312』の主な特長と利点
•『LM3S818』マイコンが搭載された『controlCARD』モジュールは、50MHzの性能、64KBのフラッシュ、8KBのSRAMおよび6本のPWM発生回路を備えており、複雑なモーション・コントロール製品を小さな実装面積で製作可能
•『DRV8312』モーター・ドライバは、外付けの放熱板なしで、クラス最高の6.5A出力電流能力を実現しており、また周期毎の豊富な保護機能（過電流、過熱、スイッチ間の短絡電流および電圧下降保護など）を持つため、容易な設計かつ小さな基板実装面積で高い信頼性を持ったシステムを実現可能
•『DK-LM3S-DRV8312』モーター制御キットには、24V、最高3.5Aで連続動作可能な3相BLDCモーターが付属
•固定/浮動小数点変換を容易にする『IQmath Library』付き『StellarisWare®』および、迅速かつ確実なモーター駆動が可能な『InstaSPIN-BLDC™』開発支援ソフトウェアを利用可能
•PC上のGUIツールにより、システム設計を容易に行うことが可能。Crosshairs Embedded社製『Interface Designer』をダウンロードし、既存のGUIのカスタマイズやドラッグ・アンド・ドロップ方式の容易な開発により新規GUIの作成も可能。

価格および供給について
　『DK-LM3S-DRV8312』キットは、299ドル（参考価格）で供給中のため、すぐに開発を開始できます。『DRV8312』および『C2000™ Piccolo™』マイコンを搭載した『DRV8312-C2-KIT』を購入されたお客様向けに、『Stellaris LM3S818 controlCARD』モジュール単品を49ドル（参考価格）でご用意しました。既存の『controlCARD』を『Stellaris LM3S818 controlCARD』モジュールと交換して、ご使用になれます。

TIのマイコンおよびソフトウェアの幅広いポートフォリオ
TIでは、汎用の『MSP430™』超低消費電力マイコンから、Stellaris Cortex-M3 32ビット・マイコン、さらに『C2000』ハイスピード・マイコン、Herculesセーフティ・マイコンまで、豊富かつ幅広いマイコン・ソリューションを展開しています。またこれらの製品の開発を支援するTIの統合的なソフトウェア、ハードウェア開発ツール群、強力なパートナー製品、および技術サポートが、お客様の製品の開発期間を短縮します。

TIのモーター・ソリューション
TIは、モーターの駆動および制御における蓄積された豊富な技術、幅広いアナログとマイコン製品のポートフォリオ、および包括的なツール群、ソフトウェアそしてサポートを組み合わせ、電力効率、信頼性、およびコスト効率の高いモーター・ソリューションを提供しております。最適なソリューションを選択いただくことで、ACインダクション・モーター（ACIM）、ブラシ付DCモーター、BLDC、永久磁石同期モーター（PMSM）およびステッピング・モーターをはじめとした、あらゆる種類のモーターを迅速に駆動させることが可能です。

※　StellarisおよびStellarisWareはTexas Instrumentsの登録商標です。InstaSPIN、C2000、Piccolo、MSP430、HerculesはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。

テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
テキサス・インスツルメンツ（本社：米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO：リッチ・テンプルトン、略称：TI）は、世界を「もっと便利に、安全に、環境にやさしく、健やかに、そしてもっと楽しく」する可能性を広げるため、半導体の技術革新を通じて8万社にのぼるお客様を支援しています。当社は「より良い未来を築く」という責務を果たすことを念頭に、半導体製品の製造から当社従業員への対応、地域貢献にいたるまでの全ての活動にあたっています。
当社の情報はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。

日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：和田健治、略称：日本TI）は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ（http://www.tij.co.jp ）をご参照ください。