Maxim、米国内の製造施設の拡張と設備改善に2億ドルを投資
2012/06/28マキシム
企業/市場動向
2012年6月28日
カリフォルニア州サンノゼ2012年6月27日-Maxim Integrated Products, Inc.(NASDAQ: MXIM、以下Maxim)は、オレゴン州ビーバートン、テキサス州のダラスとサンアントニオ、カリフォルニア州サンノゼにあるウェハ製造施設(工場)を増強するため、数年間で2億ドルを投資すると発表しました。
Maximは、複数年の投資により製造設備を更新し、プロセス技術を改善し新しい技術ノードに対応するとともに、より新しい技術拠点へと転換し、さらに最近買収した企業の生産も取り込みます。この投資はMaximの会計年度2012年度(2012年6月期)および2013年度の設備投資計画に基づくものです。
Maximは世界各地で9,300人の従業員がおり、そのうちの約1,000人が米国内の4工場で製造クリーンルームに勤務しています。これらの施設ではスマートフォン、タブレット端末、ファクトリオートメーション機器、自動車、コンピュータ、医療機器、スマートグリッド機器、通信機器向けの集積回路(IC)を生産しています。設備の拡充が完了し、生産能力の拡大に伴い、製造スタッフも徐々に増員する計画です。
Maximの社長兼CEOのトゥンチ・ドゥルージャ(Tunc Doluca)は、次のように述べています。「Maximは、シリコンバレーには技術開発に携わる非常に有能な社員、米国内のウェハ工場にはコスト競争力のある製造能力を有しています。これらの工場では当社製品の約50パーセントを生産しています。米国内工場のインフラへの投資は、知的財産を構築して競争で優位に立てるようにするためです」。
Maximの米国内にある製造施設は、エネルギー効率と天然資源保全の点で評価されてきました。Energy Trust of Oregonが認めたビーバートン工場のエネルギー・カンバセーション・プログラム (energy-conversation program)では、年間370万キロワット時を超える節電と、1,400トンを超える二酸化炭素の排出削減を達成しました。ビーバートン工場の現地管理責任者は、太陽光発電、照明の自動化、ボイラー設備の改善による、さらなるエネルギー効率アップ実現を評価しています。テキサス州では、San Antonio Water Systemがサンアントニオ工場の消費水量の削減に向けた斬新で有効な方法に対し、「Refreshing Ideas Award」を授与して認定しました。結露回収、第3ステージ逆浸透、分析的再利用などの変更により、Maximはこの施設で年間5,500万ガロンを節水しました。
高性能ICを製造するMaximは、アナログの革新と集積化のリーダーです。Maximはシングルチップに集積化できるさまざまなアナログ機能の分野において、半導体企業のなかでユニークな存在であり、従来よりも小型で省エネのシステムによって、お客様のより早い製品化に貢献しています。
リリースの内容については、こちらをご参照ください。
http://japan.maxim-ic.com/company/newsroom/pr_corporate/show.mvp/npk/206
■Maximについて
Maximは、高集積アナログおよびミックスドシグナル半導体を製造しています。Maximの2011会計年度の売上高は約25億ドルでした。詳細については、japan.maxim-ic.comをご覧ください。
企業HP:
http://japan.maxim-ic.com/
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