ローム、業界初、1チップでEDLCのセルバランスを実現するICを開発
2014/11/21Rohm
電源/パワー
車載・産業機器におけるEDLCのエネルギー回生市場拡大を加速
<要旨>
パッケージ ローム株式会社(本社:京都市)は、自動車のアイドリングストップや産業機器のエネルギー回生、瞬低(瞬時電圧低下)対策などで市場が拡大している、EDLC(電気二重層キャパシタ)の安定化・長寿命化、小型化に貢献するセルバランスIC「BD14000EFV-C」を開発しました。
本製品は、従来20個以上のディスクリート部品で構成されるEDLCのセルバランスを1チップで実現するICで、部品スペースを約38%削減、同時に部品毎のばらつきを気にする必要がなくなり、小型でシンプルかつ高信頼のEDLCシステムを構築することが可能になります。
最大6セルまで制御可能なセルバランス機能に加え、本製品を複数個直列に接続すれば、より多くのEDLCセルも同時に制御することができます。セルバランス電圧は2.4V~3.1Vに設定できるため、様々なEDLCに対応可能です。さらに、セルバランス電圧に応じて検出電圧が設定できる過電圧検出機能とフラグ出力機能を搭載し、車載の国際品質規格であるAEC-Q100にも準拠しており、安心して使用できる製品となっています。
2014年11月よりサンプル出荷(1000円/個:税抜)を開始し、評価ボードも含めて1つから購入可能なネット商社による販売も始めます。その後、2015年1月から当面月産1万個の体制で量産を開始する予定です。生産拠点は前工程がローム浜松株式会社(浜松市)、後工程がROHM Electronics Philippines, Inc. (フィリピン)となります。
詳しくはこちらをご参考下さい。
http://www.rohm.co.jp/web/japan/news-detail?news-title=2014-11-20_news&defaultGroupId=false
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