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Maxim、次世代民生用アプリケーションのシステム効率を向上させる高性能PMICを発表

2018/07/25マキシム  電源/パワー


超低消費電力でディープラーニングSoC、FPGA、マルチメディアアプリケーションプロセッサ用の総合パワーマネージメントを提供するMAX77714とMAX77752


2018年7月25日


カリフォルニア州サンノゼ2018年7月24日― Maxim Integrated Products, Inc. (NASDAQ:MXIM、以下Maxim)は、モバイルシステムの設計者が1W当りの性能を最大化し、計算集約型ディープラーニング・システムオンチップ(SoC)、FPGA、およびアプリケーションプロセッサのシステム効率を向上させる、充実した機能、高性能かつスケーラビリティを備えたパワーマネージメントIC (PMIC)、MAX77714およびMAX77752を発表しました。この2つのPMICは、拡張現実/仮想現実(AR/VR)、ゲーム、ソリッドステートドライブ(SSD)、セキュリティ、産業用モノのインターネット(IIoT)から、カメラなどのハンドヘルド機器やホームオートメーションハブまで、広範なアプリケーションに対応します。これらのPMICは標準型ソリューションより40%低い消費電力を含む多数の利点を実現し、バッテリ寿命を延長するとともに市場で最も小型の形状を提供します。


・MAX77714の詳細:https://www.maximintegrated.com/jp/products/MAX77714
・MAX77752の詳細:https://www.maximintegrated.com/jp/products/MAX77752
・高解像度画像:https://www.maximintegrated.com/content/dam/images/newsroom/2018/MAX77714-MAX77752-PR.jpg


設計者は多様なモバイル機器により高性能のアプリケーションプロセッサやSoCを使う方向に移行するにつれて、民生用エレクトロニクスの計算力が高まっています。しかし、ユーザーはバッテリ動作で常時オンの電子機器が、少ない発熱で長時間動作することを期待しています。設計者は、これらの民生用エレクトロニクスの基板面積と部品コストを削減しながら、高効率、高出力、および柔軟な電源シーケンスを実現するという課題に直面しています。


Maximの高性能PMICは、シングルチップソリューションで完全なパワーマネージメントを提供し、アプリケーションプロセッサのピークレベルの動作と、安定した高品質なユーザー体験の提供を可能にします。また、この2つのPMICは複数の機能を内蔵しているため、設計者はソリューションの実装面積とシステムコストを削減することができます。


■MAX77714:計算集約型アプリケーション向け高性能PMIC
MAX77714 PMICは、完全な効率的パワーマネージメントソリューションを小型パッケージで提供し、3.6VIN、1.1VOUTで90%以上の効率を備え、マルチコアプロセッサベースのシステムが最大性能で動作することを可能にします。70ピンWLPパッケージ(4.1mm x 3.25mm x 0.7mm)によって、より薄型で小型の機器を実現し、スタンドアロンのソリューションと比較してバッテリ寿命を最大40%延長します。このデバイスは9つの低ドロップアウトリニアレギュレータを含む13のレギュレータ、リアルタイムクロック(RTC)、バックアップバッテリチャージャ、ウォッチドッグタイマ、柔軟な電源シーケンス、そして8つの汎用入出力(GPIO)を内蔵することによって、ディスクリートソリューションと比較して設計サイクルタイム、部品数、および部品表(BOM)コストを削減します。


■MAX77752:活線挿抜機能を備えた高性能、小型、マルチチャネルPMIC
MAX77752は、複数の電源レールと活線挿抜機能を備えるアプリケーション用に設計された、マルチチャネルの小型で高集積のPMICです。このデバイスは、3.6VIN 1.8VOUTで効率を最大90%向上させてバッテリ寿命を延長し、フレキシブルパワーシーケンサ(FPS)の内蔵によってハードウェアまたはソフトウェア制御の起動を可能にします。このデバイスは、3つのバックレギュレータ(高精度電圧低下コンパレータ内蔵)、1つの低ドロップアウトリニアレギュレータ、2つの専用負荷スイッチコントローラ、1つの突入電流リミッタ、出力イネーブル用の2つの外部レギュレータ、バックアップ電源制御用の電圧モニタ、およびロジック制御用の専用デジタル出力リソースを内蔵することによって、設計サイクルタイム、部品数、およびBOMコストを削減します。MAX77752は小型40ピンTQFNパッケージ(5mm x 5mm x 0.8mm、0.4mmピッチ)で提供されます。


■コメント
・IHS MarkitのパワーICリサーチ担当シニアアナリストであるKevin Anderson氏は次のように述べています。「拡張現実やマシンラーニングなどの計算量の多いアプリケーションに対応するため、民生用エレクトロニクスへのより高性能なプロセッサの採用が増えている中で、電力効率の向上と形状の小型化に対する要求も高まっています。高性能で高集積のPMICは、2017年の2億9100万ドルから2021年には4億1900万ドルに拡大すると予想されるこの市場の設計者にとって重要な役割を果たします」。


・Maximのモバイルパワー事業部門ビジネスマネージメント担当ディレクターであるKarthi Gopalan(カーティ・ゴパラン)は次のように述べています。「今日の民生機器の状況は、マルチコアCPU、APU、GPU、人工ニューラルネットワークアクセラレータ、およびマシンビジョンアルゴリズムの小型ソリューションへの内蔵が急速に進んでいます。Maximの最新PMICは、まさにこれらのニーズに対応するために合理化されており、世界最高速のモバイルプロセッサに効率的に給電する、ゲーム機レベルの性能を備えたスケーラブルで設定可能なリソースを提供します」。


■供給体制および単価
・MAX77714の単価は2.75ドル(1000個以上、FOB USA)、MAX77752の単価は1.40ドル(1000個以上、FOB USA)で、いずれもMaximのウェブサイトおよび一部の正規販売代理店から提供されます。
・評価キットのMAX77714EVKIT# ( https://www.maximintegrated.com/en/products/power/switching-regulators/MAX77714EVKIT.html )の単価は80ドルで、評価キットのMAX77752EVKIT# ( https://www.maximintegrated.com/en/products/power/switching-regulators/MAX77752EVKIT.html/ )の単価は100ドルです。


参考
MAX77714EVKIT#:https://www.maximintegrated.com/jp/products/MAX77714EVKIT
MAX77752EVKIT#:https://www.maximintegrated.com/jp/products/MAX77752EVKIT


プレスリリースの内容については、こちらをご参照ください。
https://www.maximintegrated.com/jp/aboutus/newsroom.html/pr_774506021


■Maxim Integratedについて
Maximは、セキュリティ強化とエネルギー効率に優れた革新的なアナログ/ミックスド・シグナル製品と技術を開発・提供し、システム製品の小型化、スマート化の実現に貢献しています。Maximは自動車や産業、医療、モバイル、クラウド・データセンターのお客様の設計革新を後押しし、世界を変革できるような業界を牽引するソリューションを提供しています。詳細については、www.maximintegrated.com/jpをご覧ください。


企業HP:
http://japan.maximintegrated.com/

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