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マイクロンとタタ、クラウドベースの仮想SIMでIoT実装を加速

2020/10/30マイクロン テクノロジー  IoT

 

信頼性の高いエッジツークラウドのオンボーディングにより、グローバルのセルラー接続に柔軟性を実現

 

2020年10月27日米国アイダホ州ボイシ、インド・ムンバイ発 - マイクロン・テクノロジー(Nasdaq:MU)とタタ・コミュニケーションズ(NSE:TATACOMM)は本日、モノのインターネット(IoT)デバイスのグローバルレベルでの大規模な実装を簡素化し、加速する世界規模のセルラー対応接続ソリューションを共同で構築すると発表しました。このソリューションは、世界初のクラウドベースの組み込み型加入者IDモジュール(eSIM)である新開発の仮想SIMで動作します。


これにより、従来の物理SIMカードに代わる柔軟でスケーラブルな選択肢が誕生することになります。クラウドベースのeSIMは、業界初のシリコンベースのエッジデバイス向けサービスとしてのセキュリティ(SaaS)プラットフォームであるマイクロン Authenta(TM) Key Management Service (KMS)(*1)によって実現されます。


このテクノロジーにより、タタ MOVE(TM)グローバルIoTソリューション(*2)は、200カ国の地域にまたがってコネクテッドIoTデバイスをクラウドサービスにゼロタッチでオンボーディングするための包括的なエンドツーエンドソリューションになります。このソリューションは、拡大するIoTサービスのエコシステムにイノベーションをもたらし、2026年までに売上は約3倍の4,660億ドルになると予測されています(ABI Research, IoT Market Tracker - Worldwide, 2Q 2020)(*3)。両社は、2021年発売予定のこのソリューションのデモを、マイクロン社とタタ社のオンラインIoTセキュリティ カンファレンス(*4)において本日から公開する予定です。


タタの最高戦略責任者であるトライ・ファム氏は次のように述べています。「私たちが今日体験しているのは未知のビジネス領域であり、企業は俊敏にデジタルファーストかつゼロタッチのテクノロジーやアプリケーションを採用することが求められています。IoTソリューションは、企業の効率性と生産性を向上させるだけではなく、新たな機会とイノベーションをもたらし、新たなレベルの成長を可能にします」


ファム氏はさらに次のように補足しています。「しかしながら、サイバーセキュリティやシームレスな統合、信頼性が高く安定した接続性、グローバルカバレッジは、依然としてグローバル企業の採用を阻む大きな障壁であり続けています。マイクロンと手を組み、エッジの接続性とセキュリティを再考することで、私たちはIoT実装を加速し、簡素化する新たなパラダイムを構築したいと考えています」


業界予測(*5)では、2020年までに実装されるIoTデバイスの数は500億台にのぼると予想されていましたが、現実に実装されたIoTデバイスは90億台であり、予想を大きく下回っています。この数字の開きは、セルラー対応の接続性とサイバーセキュリティに関する課題を大幅に過小評価していたことに起因しており、このことがIoTの成長の妨げになっています。
距離、屋外性能、セキュリティ、グローバルインフラなどの面でセルラー接続はWi-Fiよりも大きな利点があるものの、ABI Researchは2021年にはセルラーコネクテッドIoTデバイスは4億2,000万台にとどまると予測しており、これはIoT実装全体のほんのわずかに過ぎません(ABI Research、M2M Embedded Cellular Models, 3Q 2020)(*6)。このギャップは、物理SIMカードの管理や有期契約が国ごと、事業者ごとに異なるなど、世界規模のセルラー対応サービスの提供に複雑な物流が存在することが原因となっています。


こうした課題に正面から取り組むタタは、マイクロンのフラッシュベースのアイデンティティ プラットフォーム、Authenta KMSを土台にしたIoT向けクラウドeSIMを提供します。このソリューションでは、以下のことが実現されます。


・高スケーラブルのIoTセキュリティ:モバイルIDを確認するための物理SIMカードに代わって、Authenta KMSがクラウド上の仮想SIMにデバイスIDを提供するため、IoTサービスへの安全でゼロタッチのデバイス登録とオンボーディングを実現。


・シームレスなグローバル接続:新しいSIMによって、いつでもどこでも安全なボーダーレスセルラー対応の接続性がIoTデバイスに提供されるため、物理SIMカードの複雑な管理、現地事業者との契約、ローミング料金が不要。これは、国境や近距離のWi-Fiネットワークに縛られず、遠隔地であっても携帯デバイスに広範囲でグローバルな接続性を求める産業やインフラ、自動車、航空、輸送・物流の各分野に特にメリットが大きい。また、本ソリューションによって企業はIoT実装戦略に5Gを取り込み、その低レイテンシー、大容量、データの高速性を活かすことが可能。

・オンデマンドのセルラー契約:SIMテクノロジーへの独自のアプローチにより、現場で実際に接続が必要になる時にジャストインタイムでSIMを提供できるため、毎月のサービスへの加入が不要。このジャストインタイムの提供により、出荷前にサービス契約のアクティベーションが必要になる物理SIMカードと比較して、取引企業側の資本運用支出の削減にも貢献。

・従量制の柔軟性:タタのMOVE(TM)プラットフォームは、月単位の有期契約ではなく、従量制のサービスとなるため、Wi-Fiとモバイルネットワークを組み合わせるなど、常時セルラー対応の接続を必要としない利用者にとって特にメリットがある。


*1: https://investors.micron.com/news-releases/news-release-details/micron-introduces-industrys-first-silicon-based-security-service
*2: https://www.tatacommunications.com/solutions/mobility-iot/internet-of-things/iot-move/
*3: https://nam01.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.abiresearch.com%2Fmarket-research%2Fproduct%2F7778261-iot-market-tracker-worldwide%2F&data=04%7C01%7Csteffilau%40micron.com%7C65106e9417b94480ab9308d876021206%7Cf38a5ecd28134862b11bac1d563c806f%7C0%7C0%7C637389098559411544%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C1000&sdata=oMK45YmLHmsyW%2BVRXi3lJ11Y1Siki9wbFY07jEwoHKw%3D&reserved=0
*4: https://go.micron.com/TS-2020-10-27-Authenta-Seminar_LP.html
*5: https://www.eseye.com/wp-content/uploads/Eseye-2020-IoT-predictions-whitepaper.pdf
*6: https://www.abiresearch.com/market-research/product/7778317-m2m-embedded-cellular-modules/


≪IoTサービスエコシステムのイノベーションの道を開くマイクロンとタタ≫
柔軟なグローバル接続を劇的に簡素化するという点で、エッジツークラウド ソリューションは、IoT市場におけるイノベーションに豊かな可能性をもたらします。


マイクロンの組み込み事業ユニット担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるクリス・バクスターは次のように述べています。「IoTエコシステムは転換点にあります。未開拓のビジネスチャンスがある一方で、現在のハードウェアセキュリティの手法は複雑でコストがかかり過ぎるか、拡張性と柔軟性に限界があります。タタのクラウドベースの仮想SIMとマイクロンのAuthentaエッジセキュリティが組み合わさることでこのギャップが埋まり、企業のIoT採用とIoTサービスの開かれたイノベーションが促進されます」


物理SIMカードでは、安全でないデバイスやサービスからの影響を防ぐために、相手先商標製造会社(OEM)は製造時にデバイスのIDをIoTサービスに厳重にペアリングする必要が生じ、これがベンダーの囲い込みにつながっている現状があります。Authentaのシンプルな認証では、サードパーティの証明書を製造時ではなく後追いでバインドできることで、IoTサービスのセキュリティニーズを製造工程から切り離すことができます。
この柔軟性により、利用者はベンダーに依存しない多様なサービスを安全に利用できるようになり、現在のモバイルアプリストアを利用してスマートフォンをカスタマイズするのと同様の形で、イノベーションのためのプラットフォームとしてIoTデバイスをカスタマイズして活用できます。マイクロンとタタはエコシステムを開拓し、デバイスのフットプリントを拡大するというコミットメントを果たすべく、IoTサービス市場のサポートに尽力します。


≪フラッシュベースのIoTアイデンティティを支えるマイクロンのAuthenta SaaSソリューション≫                 
コネクテッド水槽(*7)から赤ちゃんのモニター(*8)まで、IoTデバイスに対する巧妙な不正行為やハッキングにより、日常の脅威の危険性が増すなか、サイバーセキュリティはIoTの採用を加速する上での課題となっています。Authentaは、そのSilicon Root of Trustを通じてIoTソフトウェアの最下層に独自の保護対策を提供します。Authentaは、ブートプロセスから始まり、フラッシュメモリにネイティブに焼き付けられた強力な暗号とセキュリティ機能を採用しています。この新しいSIMとのデバイス互換性を実現するために、OEM事業者はAuthentaフラッシュ(*9)を実装さえすればよく、セキュアキーのインジェクションやセキュアエレメントの追加は不要です。


マイクロンのクラウドベースのサービスであるAuthenta KMSは、このSilicon Root of Trustを利用してIoTデバイスを認証し、エッジでのアクティベーションと管理を可能にします。これにより、プラットフォームそのものの強化と、製造から導入までのライフサイクル全体を通じたデバイスの保護が実現されます。このSaaSソリューションの簡便さは、IoTを活用したコネクテッドデバイスに進出している従来の製造会社にとって特に有益です。十分なサイバーセキュリティ経験のないOEMは、Authentaのプラグアンドプレイ セキュリティにより、ハードウェアセキュリティの実現を、組み込み分野で何十年にもわたる実績と専門知識を持つマイクロンに任せることで、本来の中核的業務に注力することができます。


*7: https://money.cnn.com/2017/07/19/technology/fish-tank-hack-darktrace/index.html
*8: https://dfw.cbslocal.com/2018/12/18/man-hacks-wifi-camera-network-threatens-to-kidnap-baby/
*9: https://www.micron.com/products/advanced-solutions/authenta


≪発売について≫
このIoTデバイス向けのクラウドベースのeSIMは、2021年前半の出荷開始を予定しています。このeSIMについては、 MOVE@tatacommunications.com にお問い合わせください。マイクロンのAuthentaテクノロジーに関するお問い合わせは、 uthenta@micron.com までお願いします。


▼本プレスリリースのPDF版は以下よりダウンロードいただけます。
https://dl.nxlk.jp/2fb3ae79-cdc7-46c0-a6cc-d31afec4c032


【Micron Technology, Inc.について】
マイクロンは革新的なメモリおよびストレージソリューションのリーディングカンパニーです。
グローバルブランドであるMicron(R)およびCrucial(R)と共に、DRAM、NAND、3D XPoint(TM)メモリ、NORといった、高性能メモリとストレージテクノロジー分野におけるマイクロンの幅広い技術ポートフォリオは、すべての人々の生活を豊かにするために、世界の情報活用のあり方を変革します。
40年以上にわたり業界をリードするマイクロンのメモリとストレージソリューションの技術は、モバイル、データセンター、クライアント、コンシューマー、産業、グラフィック、車載、ネットワークなどの主要な市場分野におけるAI(人工知能)、5G、機械学習、自律走行車をはじめとする革新的トレンドの実現に寄与しています。マイクロンの普通株は、「MU」をティッカーシンボルとしてNASDAQで取引されています。Micron Technology, Inc.について詳しくは、www.micron.comをご覧ください。


(C) 2020 Micron Technology, Inc. All rights reserved. Micron、Micronのロゴ、およびIntelligence Acceleratedは、Micron Technology, Inc.の商標です。その他の商標はすべて、その所有者に帰属します。


【Tata Communications社について】


タタ・コミュニケーションズは、急成長する今日のデジタル経済を支えるデジタルエコシステムを実現する企業です。Fortune 500社のうちの300社をはじめとする企業のデジタルトランスフォーメーションに世界規模で貢献しています。ボーダレスな成長の実現、製品のイノベーションと顧客体験の向上、生産性と効率性の向上、機動性の構築、リスクの管理を通じて企業に機会をもたらしています。
ソリューション指向のアプローチ、実証済みのマネージドサービス機能と最先端のインフラストラクチャを有するタタ・コミュニケーションズは、クラウド、モビリティ、モノのインターネット(IoT)、コラボレーション、セキュリティ、ネットワークサービスを原動力とする次次元のインテリジェンスを推進しています。
タタ・コミュニケーションズは全世界のインターネットルートの約30%を占め、クラウド大手の60%およびモバイル加入者の5人中4人と企業とを繋いでいます。同社の能力は、そのグローバルネットワークと世界最大、完全所有の海底ファイバーバックボーン、200以上の国と地域との接続能力を備えたTier-1 IPネットワークで支えられています。Tata Communications Limitedは、ボンベイ証券取引所およびインド国立証券取引所に上場しています。


(C) 2020 Tata Communications. All rights reserved. TATA COMMUNICATIONSおよびTATAは、一部の国におけるTata Sons Private Limitedの商標です。その他の商標はすべて、それぞれの所有者に帰属します。Tata Communications MOVEは、一部の国におけるTata Communicationsの商標です。その他の商標はすべて、それぞれの所有者に帰属します。

 

 


企業HP:
http://www.micron.com/

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