CLEAN-Boost®「バッテリレス無線センサ実験キット」発売 エナジーハーベストの技術発展と市場拡大を支援し、電源問題解決の一助として貢献
2022/03/25エイブリック
センサ
2019/04/03
エイブリック株式会社(社長:石合 信正、本社:千葉県千葉市、以下:ABLIC)は、本日より当社のCLEAN-Boost技術(*1)(CLEAN-Boost®)を実験できる「バッテリレス無線センサ実験キット」の販売を開始しました。
家電、自動車、ロボット、施設など、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT化がますます加速する社会の中で、電源の確保とそれに伴う環境保全が大きな課題となっています。具体的には配線工事、電池の設置や交換、メンテナンス、使用後の廃棄にかかる膨大な労力やコスト、そして環境負荷などがその代表例です。
以上の問題を解決するために、私たちの身の回りに存在するエネルギー、例えば、木陰や室内の光、満員電車内にかかる圧力、エアコンの効いた室内と外界との温度差、人や車が通る時の振動、風呂場の湯気、食後の体温上昇、人間の汗、パソコンや家電などから発している熱、など、あらゆる生活シーンで発生するわずかなエネルギーを集めて電力に変換する「エナジーハーベスト」技術が注目されています。
しかしながら、エナジーハーベストにより得られる電力はごく微量なため、実用化するには未だ様々な技術的な壁を乗り越える必要があります。
当社が持つCLEAN-Boostと呼ばれる技術は、非常に小さいマイクロワットレベルのエネルギーを集めて電荷を蓄え、それを昇圧することで電池を使用することなく電波を発信させることができる技術であり、エナジーハーベストの実用化を後押しするものです。当社はこの技術により土壌中の発電菌、水の中で起こる電気化学反応、生物の代謝に欠かせない酵素反応や室内の明かりなど、身の回りに存在するエネルギー源から得られる非常に小さいマイクロワットレベルのエネルギーを集めて電荷を蓄え昇圧し、電池を使用せずに電波をスマートフォンやパソコン等に送信する実例を国際展示会などで発表してまいりました。
この度、土壌発電と水分発電の2種類を1セットとしたCLEAN-Boostの実験キットを販売し、企業や大学の研究機関などで広く活用いただくことで、エナジーハーベストの技術発展と市場拡大を支援し、IoT社会における電源問題の解決の一助として貢献したいと考えています。
詳しくはこちらをご覧下さい。
https://www.ablic.com/jp/semicon/news/2019/04/03/experiment-kit/
企業HP:
https://www.ablicinc.com
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