2023年8月17日

必要不可欠な半導体のエキスパートであるNexperia（本社：オランダ、ナイメーヘン）はロード・スイッチ製品ファミリを投入し、アナログ&ロジック製品ラインナップをさらに拡充すると発表しました。今回、リリースされた高集積回路（IC）「NPS4053」は、小さなフットプリントと優れたシステム保護により、システムの信頼性の向上と安全性の確保を実現します。このデバイスはノートPCを含むポータブル機器、デスクトップPC、ドッキング・ステーション、車載インフォテインメント・システムなどのアプリケーションに最適化されています。

ロード・スイッチは現代のさまざまなエレクトロニクス・システムの動作に欠かせない部品で、ソースから負荷までの電流/電圧を制御する上で重要な役割を担っています。一般的なパワー・チェーンの場合、NPS4053は通常負荷に最も近い場所に配置し、電源シーケンス、突入電源の制御、節電のための電源遮断に使用します。このモノリシックなソリューションにより、回路設計がシンプルになり、ディスクリート部品で構成される同等のネットワークよりもPCBフットプリントが85%削減します。

NPS4053は入力電圧2.5V～5.5Vで動作し、55mΩの自己保護MOSFETを内蔵しており、負荷への電力の流れを効率的に管理します。さらにプログラム可能な電流制限回路が搭載されており、110mA～2.5Aの範囲で負荷電流を±6%の精度で精密制御することが可能です。また、「真の」逆電流防止をサポートしており、堅牢なエンドツーエンドの保護を提供します。システム監視強化のため、NPS4053は障害イベント発生時にそのホスト・コントローラに警告を発信する障害インジケータピンを内蔵しています。

詳しくは下記PDF資料をご覧下さい。