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ピカリング インターフェース、業界でも比類のない PXIデジタルI/Oモジュールのポートフォリオをさらに拡充

2024/07/12Pickering Electronics  受動/接続/機構部品

高密度で高電圧、大電流を特長とする4つの新しいPXI/PXIeファミリが登場

2024年7月11日

電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・プロバイダであるピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)はPXIベースのシステムとLXIベースのシステム向けに、新しい4つの産業用デジタルI/Oファミリを発表しました。産業用デジタル入出力モジュールのポートフォリオを拡充するこれら4つのファミリは高密度、拡張された電圧/電流範囲、プログラム可能なロジック・レベルを提供し、PXIとPXIeの両方のフォームファクタに対応します。今回新しくファミリが追加されたことにより、ピカリングのPXI/PXIeデジタルI/Oモジュールは広範かつ包括的なポートフォリオになります。

デジタルI/Oモジュールは外部デバイスの操作や外部ロジックとのインターフェース用として自動テスト・システムで広く使用されています。デジタル入力は信号電圧のしきい値判定に、デジタル出力は電流ソース、シンク、場合によっては両方に使用します。産業用デジタルI/Oモジュールはデジタル・センサからの信号取得、PLCなどの産業用デバイスとの通信、リレー、ソレノイド、ランプの駆動に適しています。

ピカリングのテクニカル・エンジニアリング・マネージャーのPaul Bovingdonは「私たちは非常に広範で利用しやすい産業用デジタルI/O製品カタログを提供することに全力を注いでいます」と述べ、さらに「今回発表した新しいモジュールはお客様の進化するニーズに応えるという私たちのコミットメントを反映したものです」と語りました。

高密度デジタル出力モジュール(モデル40/42-412A)

既存の40-412 PXIデジタル入出力モジュールにPXIeオプション(モデル42-412A)が加わった高チャネル数出力モジュールです。このファミリは出力が最大64チャネル(16、32、48、64出力チャネルのバリエーション)で、ローサイドまたはハイサイド駆動における外部最大出力電圧範囲が50V、0.5Aです。

デュアル・プログラマブルしきい値付き高密度デジタル入力モジュール(モデル40/42-414)

新ファミリとして加わったモデル40-414(PXI)と42-414(PXIe)は多チャネル、高入力電圧を特長とし、バンクあたり2つのしきい値を設定できるデジタル入力モジュールです。独立した8チャネルのバンクが用意されており、モジュール全体で複数の電圧レベルを検出できます。また、デュアル・プログラマブルしきい値は各入力電圧をプログラム設定可能な2つのしきい値と比較してデジタル信号のステータスを決定するのに便利です。入力の論理ステートがしきい値よりも上か下か、あるいは中間かをすばやく確定できます。この機能はDMMを使用せずにデバイスが正常に動作しているかどうかを判断できるケースが多いため、機能テスト・アプリケーションで特に有用です。入力チャネル数は32、64、96、128のバリエーションがあり、それぞれにおいて最大しきい値電圧を50V、100V、200V、300Vから選択できます。このモジュールは自動車、航空宇宙、鉄道などの用途における産業用デジタル信号の状態判定に効果的なソリューションです。外部信号調整回路が不要なため、テスト・システムの複雑さとフットプリントを削減に寄与します。

半動的デジタルI/Oモジュール(モデル40/42-419)

新しいファミリのモデル40-419(PXI)と42-419(PXIe)は外部電源または4種類の内蔵電圧レール(+3.3V、+5V、+12V、+24Vのいずれか)を介して最大60Vで16~64のI/Oチャネルを備え、最大300mAの電流出力能力を持つデジタルI/Oモジュールです。また、各ポート/チャネルのI/O方向も選択可能です。各ポートは8チャネルあり、まとめて入力または出力として設定できます。または、1つのポート内で各チャネルを入力または出力として設定することも可能です。さらに、オンボード・メモリを使用して半動的な8ビットのパターンの取得と生成が可能です。

リレー・ドライバ・モジュール(モデル40/42-411A)

既存モデル40-411の「形状と互換性」のアップデートとして、PXIeのオプションが追加されました。16~64のローサイド出力、外部60V、1Aリレー駆動機能、低消費電力アプリケーション向けオンボード・リレー電圧供給のための3つのオプションと混合電圧オプションの4種類のチャネル数バリエーションがあります。モデル40-411A(PXI)と42-411A(PXIe)はPXIやPXIeシステム、ピカリング製LXIモジュラー・シャーシから外部リレーを駆動するのに最適な製品です。

モデル40/42-411A、412A、419は過電流検出、過電圧クランプ、熱過負荷などの保護システムを備えています。そのため、フライバック・ダイオードを使わずにリレー・コイルを駆動したり、絶縁バリアを使ってリレー・コイル電流がシャーシ・バックプレーンに逆流するのを防いだりすることが可能です。モジュールを組み合わせることにより、外部供給や内部供給、ハイサイドやローサイドの駆動など、負荷容量に関するさまざまな要件に柔軟に対応することができます。

モジュールのフロントパネルについてはモデル40/42-411Aおよび412Aでは78ピンのDタイプ・コネクターを、モデル40/42-414と419では160ピンのDIN 41612を採用しています。いずれも広範なコネクタ・アクセサリーで完全にサポートされています。

ピカリング インターフェースではすべての製品に対して標準の3年保証と長期製品サポートを実施しています。
価格、開発環境と連絡先に関して詳しくは https://www.pickeringtest.com/ja-jpをご覧ください。

ピカリングインターフェースについて
ピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーションの設計/製造を行っている企業です。PXI、LXI、PCIアプリケーション向けに、業界で最も広範なスイッチング/シミュレーション製品を提供しています。さらに、こうした製品のサポートのため、社内のソフトウェア・チームが開発したアプリケーション・ソフトやソフトウェア・ドライバと合わせて、ケーブル/コネクタ・ソリューション、診断試験ツールも提供しています。

ピカリング製品の仕様は世界で使用されている試験システムに対応しており、その優れた信頼性と価値に対しては高い評価が寄せられています。ピカリング インターフェースは米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランス、チェコ共和国、中国での直接的な営業活動とともに、北/中南米、欧州、アジアの国々での代理店網によりグローバルな活動を展開しています。日本では、アンドールシステムサポート株式会社(https://www.andor.jp/)がピカリング インターフェースの総代理店となっています。
現在、車載、航空宇宙/防衛、エネルギー、産業機器、通信、医療、半導体などのすべての電子機器業界に対し、製品/サービスを提供しています。シグナル・スイッチング/シミュレーション製品や販売窓口の詳細については、https://www.pickeringtest.com/ja-jp/ をご覧ください。


企業HP:
https://www.pickeringrelay.com/

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