IO-Link通信に必要な機能を業界最小パッケージで実現

2024年8月29日

日清紡マイクロデバイス株式会社（代表取締役社長：吉岡 圭一）は、IO-Linkデバイストランシーバー「ND1160」 を本日、発売いたします。

昨今、生産現場では労働人口の減少による生産性の向上、非効率な生産工程の改善、製造装置の稼働状況のモニタリングなどが必要とされています。そのような状況で、インダストリー4.0などにより、FA（Factory Automation）をはじめとする工場内IoTが注目されています。中でもIO-Linkは重要な通信技術とされており、国際規格 IEC61131-9（※1）で定義されている１：１の通信プロトコルです。ND1160により、今後のセンサーアプリケーションに欠かせないIO-Link対応を容易に実現できます。

ND1160は、IO-Link通信に必要最低限な機能を盛り込んだ仕様で小型／薄型パッケージ（DFN3030-8-GG、WLCSP-12-ZA1）を実現し、最適な外付け部品との組み合わせにより高精度なパフォーマンスを達成できます。入力端子の論理により、ハイサイド、ローサイド、プッシュプル動作が設定可能で、接続されたデバイスのステータスを検出できます。

また、最新規格230.4kbpsに対応し、大電流容量（200mA）で動作電圧（8.5V～36V）も広範囲です。さらに過電流フラグ/保護（＜500mA）、逆流保護、サーマルシャットダウン、ウエイクアップ検出の機能を内蔵しています。

（※1）センサーやアクチュエーターをデジタル信号で上位ネットワークに接続する産業用インターフェイス規格

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