日本TI、高性能、デュアル・モードのDisplayPortスイッチおよびHDMI/DVIレベル・トランスレータ製品を発表

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日本TI、高性能、デュアル・モードのDisplayPortスイッチおよびHDMI/DVIレベル・トランスレータ製品を発表

2008/03/26テキサスインスツルメンツアナログ

日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：山崎俊行、略称：日本TI）は本日、PC（パーソナル・コンピュータ）とビデオ・ディスプレイの間の接続機能を提供する小型のDisplayPortデバイス、『SN75DP122』、『SN75DP128』および『SN75DP129』を発表しました。これらの新製品は低消費電力で、主としてデスクトップおよびノートPC、ならびにドッキング・ステーションとプロジェクタ、コンピュータのモニタおよびデジタルTVとの接続に使用されるDisplayPortおよびHDMI（High-Definition Multimedia Interface、高品位マルチメディア・インターフェイス）の各標準規格に適合し、最高2.7Gbps（ギガビット/秒）のデータ信号の伝送をサポートします。本件に関する詳細はから参照できます。

今回発表された『SN75DP122』、『SN75DP128』および『SN75DP129』は、1個のデュアル・モードのDisplayPortの入力、ならびに複数の出力を柔軟に提供し、さまざまな機器との間の接続機能を提供します。デュアル・モードとは、GPU（グラフィクス・プロセッサ・ユニット）からのDisplayPortまたはHDMIおよびDVI（Digital Visual Interface）のデータをDisplayPortの信号ライン上で伝送するとともに、これらに必要な制御信号をサポートする能力を指します。

複数の接続オプションを提供する柔軟な出力機能
『SN75DP129』トランスレータは1個のデュアル・モードDisplayPort入力、ならびに1個のTMDS（Translation Minimized Differential Signaling）出力を提供します。『SN75DP129』はノートPCの外部アタッチメントとして、DisplayPortからHDMI/DVIへのドングル（インターフェイスの変換器）としても機能します。この機能によって、エンドユーザーはDisplayPort出力を持つPCを、DVI入力を備えたモニタに接続できます。『SN75DP129』はPCのビデオ・データをデジタルTV上で表示するアプリケーションにも使用できます。

『SN75DP128』は1個のDisplayPort入力を2個のDisplayPort出力のどちらかへ切り替える機能を備えた高性能スイッチです。『SN75DP128』はPCのドッキング・ステーションにおいて、GPUからのビデオ・データを、ドッキング・ステーションのコネクタとDisplayPortのコネクタのどちらかへ切り替え、出力できます。

『SN75DP122』は1個のDisplayPort入力を、1個のDisplayPort出力またはレベル変換された1個のTMDS出力へ切り替えて出力する機能を備えており、モニタやTVへの柔軟な接続機能を提供します。『SN75DP122』では、AUX チャネルをHDMIの動作に必要なI2Cリピータ機能を持つI2Cポートとして使用できます。

『SN75DP122』および『SN75DP128』はAUX（双方向切り替え機能）、HPD（ホットプラグ検出）、およびCAD（ケーブル・アダプタ検出）チャネルなどの機能をサポートします。またHPDラインのためのレベル・シフタを内蔵していることから追加部品が不要です。『SN75DP122』、『SN75DP128』および『SN75DP129』のピン配置は、プリント基板レイアウト設計を容易に行えるような入出力の端子構成となっております。

TIでは、これらのDisplayPortデバイスのほかに、4チャネルの差動信号の2:1の双方向スイッチ『TS3DV421』をはじめ、ESD保護ソリューションおよびローパワー・ビデオ・スイッチを供給しています。これらの製品は、TIのM-LVDS、LVDS、CAN、RS-485、PCI-Expressの各標準規格向けの包括的なインターフェイス製品に追加されます。詳細に関してはInterface Selection Guide（http://www.ti.com/interface 英文）から参照できます。

DisplayPort標準規格について
DisplayPortはVESA（Video Electronics Standards Association）が定めた使用料無料のデジタル・ビデオ・インターフェイス標準規格です。この標準規格はディスプレイの内部と外部の接続のための規格であり、一本のケーブルとより小型のソケットおよびコネクタで、ノートPCおよびLCD（液晶）ディスプレイ向けに、既存の標準規格と比較して、より高いオーディオおよびビデオ性能を提供します。

価格と供給について
現在、『SN75DP122』、『SN75DP128』および『SN75DP129』は出荷中で、日本TIおよび販売特約店から供給されます。『SN75DP122』および『SN75DP128』のパッケージは56ピンQFNです。『SN75DP129』のパッケージは36ピンQFNです。1,000個受注時の単価（参考価格）は『SN75DP122』が1.90ドル、『SN75DP128』が1.65ドル、『SN75DP129』が1.30ドルです。

*すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。

企業HP:
http://focus.tij.co.jp/jp/tihome/docs/homepage.tsp

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