日本TI、業界で最も低消費電力、1MSPSの12ビットおよび14ビット 逐次比較型 A/Dコンバータを発表
2008/10/29テキサスインスツルメンツ
アナログ
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、高精度アプリケーション向けに、高い性能と業界で最も低い消費電力を同時に提供する新型A/Dコンバータ(アナログ-デジタル・コンバータ)である『ADS7229』および『ADS7230』(12ビット)、ならびに『ADS7279』および『ADS7280』(14ビット)の4品種を発表しました。これらの新製品は、1MSPS(100万サンプル/秒)の SAR(逐次比較型)A/Dコンバータと、この方式固有のサンプル/ホールド、ならびに変換クロック回路を内蔵しています。これらのデバイスは、ポータブルの医療用機器、マルチ・チャネルのデータ・アクイジション・システム、および自動試験装置をはじめとする、最高のAC(交流)およびDC(直流)性能、高いサンプリングレート、低消費電力を必要とする各種アプリケーション向けに開発されました。本件に関する詳細は
http://www.tij.co.jp/ads7279から参照できます。
『ADS7229』および『ADS7279』は、1チャネルあたり1個のA/Dコンバータを必要とするアプリケーション向けに、1個のユニポーラ入力を提供します。『ADS7230』および『ADS7280』は、2:1の入力マルチプレクサを内蔵していることから、2チャネルのアナログ信号を入力でき、部品点数および基板のサイズを削減できます。これら4品種のA/Dコンバータは、SPIと互換性を持つシリアル・インターフェイスを内蔵していることから、基板実装面積をさらに削減できるほか、ホスト・デバイスとの接続を簡素化でき、チャネル密度の向上、およびシステムの小型化に役立ちます。
これらの新型A/Dコンバータは、高いダイナミック・レンジの信号に対する精度の向上と同時に、優れたSNR(信号-雑音比)を提供します。これらのデバイスの1MSPS、3V(ボルト)電源動作時の消費電力は13.7mW(ミリワット)です。これらのA/Dコンバータの諸特性は-40℃∼+85℃ の工業用温度範囲で規定されています。その他の特長に関しては、次の表をご参照ください。
『ADS7229』、『ADS7230』、ならびに『ADS7279』および『ADS7280』の各A/Dコンバータは、分解能16ビットでわずか 15.5mWの消費電力で動作する『ADS8329』および『ADS8330』との間で互換性を提供するほか、省電力機能を内蔵しており、サンプリングレートに応じて消費電力を低減できます。これら6品種の高性能SAR型 A/Dコンバータは、ピン接続の互換性も備えています。さらに、これらの『ADS72xx』および『ADS83xx』ファミリーのA/Dコンバータは、 TIのオペアンプ『OPA365』、高精度電圧リファレンス『REF3240』および『REF3225』などの製品との間で良好に動作します。
供給、価格、パッケージについて現在、『ADS7229』、『ADS7230』、『ADS7279』、『ADS7280』は、省スペースに役立つ4mm(ミリメートル)角の16ピン QFNパッケージ、ならびに16ピンTSSOPパッケージで量産出荷中です。『ADS72xx』ファミリーの1,000個受注時の単価(参考価格)、その他の特長を次の表に示します。
※ すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
企業HP:
http://focus.tij.co.jp
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