低電圧コイル一体型DC/DCコンバータ”XCLシリーズ”とは
低電圧コイル一体型DC/DCコンバータ”XCLシリーズ”は、コイルと制御ICをトレックス独自の技術で一体化した、超小型DC/DCコンバータです。
コイル一体化構造により、DC/DCコンバータの性能を最大限に引き出し更に省スペース化・高効率・低ノイズ・高放熱・廉価などのキーワードとの両立を具現化します。
外付けが 2つのコンデンサのみでLDOと同様の使い勝手を実現し、基板面積が厳しい製品やRFノイズに厳しい用途など、多くの用途にご活用いただけます。
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XCLシリーズ紹介動画(TOREX)
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XCL104/105シリーズ実験動画
(チップワンストップ)
色々な半導体を実際に動かしてみる実験番組
「チップワンストップLab.」にて、評価実験を交えて、XCL104/105シリーズの特徴・使用用途などを
分かりやすく解説。
低電圧コイル一体型DC/DCコンバータ”XCLシリーズ”の特徴
1. 低電圧・低消費電力、低価格を実現
- 製品価格だけでなく、基板面積・部品点数を削減することで、
トータルコスト削減(BOM・基板・実装)を実現 - システム全体の低消費電力化/電池のロングライフを実現
- 昇圧/降圧DCDCコンバータをラインアップ
2. 不要輻射ノイズ (EMI) の低減
- 漏れ磁束が少ないコイルを採用
- コイル一体型DC/DCコンバータ”XCLシリーズ”用にコイル特性を調整
- DC/DC動作の最適化
- 電流経路を考慮したピン配置や構造
- 近傍磁界ノイズが小さく周辺デバイスへの干渉する可能性が小さい
3. 電池駆動やIoT端末など幅広い使用環境に対応する多様なラインアップ
- 製品仕様に合わせ4つのパッケージタイプをラインアップ
– 実装面積の省スペース化・高効率かつ、超小型の低EMIノイズで1A程度まで対応する「ポケットタイプ」
– 製造ラインをシンプルにし、コストダウンを目指した「スタックタイプ」
– 大型コイルを内蔵し大電流に対応できる「マルチプルタイプ」
– Cuポスト構造による高放熱を可能にした「クールポストタイプ」
パッケージタイプ | 小型 | 高放熱 | 低ノイズ | 高特性 | 特徴 | パッケージ |
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ポケットタイプ | ◎ | 〇 | ☆ | ◎ | 低EMI | |
スタックタイプ | ◎ | △ | △ | △ | ローコスト | |
マルチプルタイプ | △ | ◎ | 〇 | ◎ | 大電流低背 | |
クールポストタイプ | 〇 | ☆ | ◎ | ◎ | 高放熱スタック |
低電圧コイル一体型DC/DCコンバータ”XCLシリーズ”
シリーズ名 | 入力電圧 | 出力電圧 | 出力電流 | パッケージタイプ | 購入ページ | |
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昇圧 | XCL101 | 0.7V ~ 5.5V | 1.8V ~ 5.0V | 100mA | ポケットタイプ | |
XCL102 | 0.65V ~ 6.0V | 2.2V ~ 5.5V | 500mA | |||
XCL103 | ||||||
XCL104 | 1.8V ~ 5.5V | 590mA/420mA | クールポストタイプ | |||
XCL105 | ||||||
降圧 | XCL201 | 1.8V ~ 6.0V | 0.8V ~ 4.0V | 400mA | ポケットタイプ | |
XCL202 | ||||||
XCL205 | 600mA | |||||
XCL206 | ||||||
XCL207 | ||||||
XCL208 | 400mA | スタックタイプ | ||||
XCL209 | ||||||
XCL210 | 2.0V ~ 6.0V | 1.0V ~ 4.0V | 50mA/200mA | ポケットタイプ | ||
XCL211 | 2.7V ~ 6.0V | 0.9V ~ VIN | 2000mA | マルチプルタイプ | ||
XCL212 | ||||||
XCL301 | 2.7V ~ 5.5V | -3.3V | -50mA | ポケットタイプ | ||
評価ボード | XCLシリーズ |