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Marvellの車載ギガビット・イーサネット技術が日本の自動車業界団体から準拠認定を取得

2018/05/25Marvell Semiconductor  知的財産


1000BASE-T1準拠の車載イーサネットPHY「88Q2112」が、JASPARのパフォーマンス要件に適合


2018年5月24日


ストレージ、ネットワーク、コネクティビティの半導体ソリューション大手のMarvell Semiconductor, Inc. (本社: 米国カリフォルニア州サンタクララ、NASDAQ: MRVL、以下Marvell) は、1ギガビット/秒の転送速度を実現する初のIEEE(R) 802.3bp 1000BASE-T1準拠車載PHYである「88Q2112」ソリューションが、一般社団法人JASPAR (Japan Automotive Software Platform and Architecture) の適合性試験を完了し、100%の合格を得たことを発表しました。


JASPARは、日本で新たなオートモーティブ関連技術の導入を促進するために2004年に設立されました。高度なオートモーティブ向け電子制御ソフトウェアやネットワークの標準化と共用を通じて、開発効率の向上と信頼性の確保を支援しています。また、この目的に基づき国内のオートモーティブ関連OEM企業やTier 1パートナー企業が参照するための共通の仕様ガイドラインを提供しています。会員には、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スズキ、デンソー、ボッシュなどの世界的な自動車関連メーカーが含まれています。


JASPARの次世代高速ネットワーキング・グループは、これまでにMarvellが提供するIEEE 802.3ベースの100BASE-T1と100BASE-TX接続ソリューションの両方を評価しており、今回は同グループによる評価の対象がMarvellの最新の1000BASE-T1オートモーティブ・テクノロジーまで拡張されました。評価に利用された88Q2112ベースの開発基板は、デンソーのエンジニアによって設計と組み立てが行われ、JASPAR会員で協力関係にある複数のTier1およびTier2の自動車サプライヤーによって試験が実施されました。


電磁両立性 (EMC) エミッションやイミュニティの試験、RFイミュニティに対するバルク電流注入(BCI) 試験、ギガビット互換ハーネスを利用した極温試験など、包括的な試験が実施されました。また、静電気放電(ESD)、対誘導ノイズ、最小絶縁抵抗試験、クロック・スキュー、信号線の電源ショートおよびグラウンド・ショートの試験も実施されました。Marvell 88Q2112ソリューションは、すべての試験に余裕をもって合格しました。


Marvellのオートモーティブ・プロダクトマーケティング担当シニア・ディレクターであるTim Lauは次のように述べています。「88Q2112は市場に初めて投入されるオートモーティブ向けギガビット・イーサネット・ソリューションです。JASPARの適合性試験の基準を無事上回ることができ非常に満足しています。この結果は、当社のオートモーティブ向け接続性技術にとってたいへん画期的なことです。私たちは、今後もMarvellが提供する市場に変化をもたらすソリューションでの試験においてはより密接なコラボレーションを実現するため、JASPARとの継続的なパートナーシップに期待しています。」


JASPARの次世代高速LANワーキング・グループ主査およびトヨタ自動車のグループ・マネージャーである後藤英樹氏は、次のように述べています。「自動車メーカーは、より優れた機能性と高度な安全性重視の機能が組み込まれていることを期待しているため、未来の車載ネットワーク・インフラストラクチャは高速イーサネット技術に依存する必要があることは明らかです。Marvellはこのような継続的な進歩に対して実際に貢献し、旧来の低速なネットワーキング・プロトコルからの移行の加速を支えています。」


次世代高速LANワーキング・グループ・メンバーである日産自動車の松本孝氏は、次のように述べています。「JASPARの主要な目的は、日本の自動車関連部門に従事する人々が協力して自動車業界のイノベーションをさらに推進できる環境を作り出すことです。JASPARの多くの会員がこの試験プロジェクトに参画しており、達成した結果に非常に満足しています。試験が完了したことによって、JASPARは、信号線のインピーダンス、ACカプリングと終端抵抗、CMC、ESD、水晶振動子について回路の構成や情報を規定する新しい規格を年内に発行することを計画しています。この規格が1000BASE-T1技術を日本のOEM企業やTier 1企業に導入するためのリファレンスとして用いられることになるでしょう。」


● Marvell 88Q2112 PHYの詳細は、次のウェブ・ページをご覧ください。
www.marvell.com/automotive/ethernet/88q2112/


● このプレスリリースはこちらからダウンロードできます。
https://dl.nxlk.jp/cfb53b57-b472-4cee-94a2-f2defd112b0f


■ Marvellについて
Marvellは当初、かつて不可能と思われたデータの転送速度を可能としてデジタル・ストレージ業界に革命をもたらしました。そして今日では同様の画期的な技術革新がMarvellのストレージ、ネットワーキング、およびさまざまなコネクテッド・ソリューションの中核となっています。Marvellの半導体ソリューションは業界をリードするIP (知的財産) に加え、詳細なシステム・レベルでの知識を有し、エンタープライズ、クラウド、オートモーティブ、インダストリアル、コンシューマ市場において変革し続けています。詳細はURL: http://www.marvell.com をご覧ください。


■ JASPARについて
JASPARは、日本の自動車市場において、高度化・複雑化する電子制御システム・ソフトウェアや車載ネットワークの標準化および共通利用による、開発の効率化と信頼性の確保を目指し設立されました。さまざまな自動車メーカー、研究機関、学会、ソフトウェア開発者、電気機器サプライヤー、半導体メーカーから技術者がこの活動に参加しています。詳細は以下をご覧ください: www.jaspar.jp/about_us


Marvell(R)およびロゴはMarvellおよびその関連会社の登録商標です。


企業HP:
http://www.marvell.com/

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