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NXP、超広帯域無線(UWB)のセキュア測距と短距離レーダーを組み合わせ 自律的な産業用/IoTアプリケーションを実現

2024/09/12NXP Semiconductors  IoT

・短距離の超広帯域無線(UWB)レーダーとセキュアなUWB測距とプロセッシング機能を単一のチップに搭載した業界初のソリューション「Trimension SR250」は自律型ホームと産業用IoTで新たなユーザー・エクスペリエンスを実現

・レーダー・プロセッシング機能の統合により、消費電力の低減と効率の向上を実現

・NXPのレーダー機能はファームウェア、ミドルウェア、サンプル・アプリケーションでサポートされているため、迅速なデザイン・インに伴う手間が減り、導入が簡素化

2024年9月11日

NXP Semiconductorsは短距離UWBレーダーとセキュアな測距の両方をオンチップで処理できる機能を統合した業界初のシングルチップ・ソリューション「Trimension® SR250」を発表しました。今回発表した製品は民生用/産業用IoTアプリケーションにおいて位置情報、存在検出、モーション検出に基づいた多様で新しいユーザー体験を実現し、これによって予測と自動化の世界に向けたNXPの取り組みが大きく前進します。

Trimension SR250は6~8.5GHzで動作する低消費電力の短距離UWBレーダー、セキュアな測距、到来角度(AoA)算出を併用し、UWBマッピング、人や物体の検出、セキュアな位置測定に基づく新しいユースケースを可能にします。スマート・ホームにおいては利便性、効率性、安全性、プライバシー機能が実現します。例えば、室内に人がいるかどうかに基づいて照明やテレビのオン/オフを切り替えたり、セキュアなホーム・アクセス機能を実現したりするほか、煩わしいカメラを設置せずに一人暮らしの高齢者の安全を監視することも可能です。また、産業環境においては安全性、セキュリティ、生産性アプリケーションに効果を発揮し、作業員、商品、資産の位置追跡、アクセス制御、衝突回避、危険区域検出なども可能です。

NXPの上席副社長 兼 セキュア・トランザクション&アイデンティフィケーション担当ゼネラル・マネージャーのPhilippe Duboisは次のようにコメントしています。「Trimension SR250はNXPの先進的なUWBソリューションの次世代モデルとして、予測と自動化の世界に向けて大きな進化をもたらします。
人や物体の検出、モーション検出、現在位置検出における正確性、安全性、電力効率が優れており、新しいユーザー体験の可能性が無限に広がります。この業界初のソリューションには消費電力の削減と設計プロセスの省力化という特長があり、特に民生用/産業用IoT分野のお客様にメリットを提供します。」

NXPは車載、モバイル、IoTアプリケーションなど業界で充実したUWBポートフォリオを有しており、Trimension SR250はその1つに位置づけられます。3D AoA、到達時間差(TDOA)をサポートし、±5cm以内の高精度タイム・オブ・フライト(ToF)に対応します。セキュリティ要件が厳しいユースケースにはEdgeLock SE051Wセキュア・エレメントを併用することも可能です。Trimension SR250は認証の簡素化と相互運用性の確保のため、FiRaコンソーシアム3.0の技術仕様に基づき開発されました。

UWBレーダーとプロセッシングの統合でUWB機能を拡大
UWBでセキュアな測距を行うには2つのUWB対応デバイス間で通信して位置や存在を検出する必要がありますが、UWBレーダーは受動的なソリューションであり、単一のチップICのみで済みます。Trimension SR250は6~8.5GHzで動作する低消費電力レーダーを搭載し、存在や位置、さらには呼吸やジェスチャーなどの動きを検出することができます。アプリケーション・プロセッサの「i.MX ファミリ」、ワイヤレスMCUの「RW61xファミリ」、MCUの「MCXファミリ」などのAI/MLアルゴリズム実行用ホスト・プロセッサと接続すれば、1人または複数の人や物体を検出、追跡することも可能です。

Trimension SR250はオンチップのレーダー・プロセッシングを統合しており、自律的なレーダー・プロセッシングとシステム全体の消費電力低減を実現します。例えば、ホスト・プロセッサがディープスリープ・モードの状態でも、Trimension SR250はオンチップの存在検出機能により、移動する人や物体を感知することができます。このようなオンチップ処理は自律型ホームや産業用IoTにおいて欠かせない機能であり、ユーザーがスマート・ホームの部屋やスマート工場内の危険区域などあらかじめ定義されたゾーンに出入りした時にHVACや自律型ロボットのオン/オフなどのアクションをシステムに実行させることが可能です。

レーダー・プロセッシングによるデベロッパー・イネーブルメント
Trimension SR250は開発と導入を簡素化するファームウェア、ミドルウェア、サンプル・アプリケーションによってサポートされています。具体的にはアップデート・サポート付きのファームウェア、UWBコマンド・インターフェース用API、レーダー操作用のC言語APIを含むアップデート可能なミドルウェア、レーダー・アプリケーションとアルゴリズムのサンプルが含まれます。

NXPのパートナー、モジュール、開発キットの幅広いエコシステムにより、開発を迅速かつ容易に開始できます。

供給
Trimension SR250は現在サンプル出荷中で、2024年第4四半期に一般販売される予定です。NXPの広範なモジュール・パートナーのエコシステムを通じてもご提供いたします。
詳細については、NXP.com/Trimension をご覧ください。


NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは車載、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における革新的ソリューションの信頼あるパートナーです。NXPでは「Brighter Together」アプローチにより、最先端のテクノロジとパイオニア精神を持つ人材の両方を活用し、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現するシステム・ソリューションを開発しています。NXPは30か国強で事業を展開しています。2023年の売上高は132億8,000万米ドルでした。

詳細はwww.nxp.com をご覧ください。

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイトwww.nxp.jp(日本語)をご覧ください。

NXP、NXPロゴはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。All rights reserved. © 2024 NXP B.V.


企業HP:
http://www.nxp.com

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