STマイクロエレクトロニクスは、ヒートシンクの小型化および出力密度を向上させる、接合部温度の高いトライアックを発表
2008/03/26STマイクロエレクトロニクス
電源/パワー
最高150℃の接合部温度までパラメータを維持する新しいHiTj トライアック・シリーズが、機器のAC負荷において最高の高温性能を実現
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- STマイクロエレクトロニクス
(http://www.st-japan.co.jp/、NYSE: STM以下ST)は、高温トライアックの新シリーズを発表しました。このシリーズは最高150℃の接合部温度までフルスペック性能を維持できるため、特にモータ制御アプリケーションにおける理想的で優れたターンオフ性能を最高温度にて実現することができます。接合部温度の高いトライアックにより、メーカーは極めて小型のヒートシンクを利用できるためコスト低減が可能になり、さらに高温環境における高い信頼性を実現する製品を開発することができます。
接合部温度125℃の従来のトライアックを使用した場合、125℃以上になるとデバイスのパラメータが下がるため、AC負荷が制御不能になり、危険な動作につながる可能性があります。しかし、STの新しいHiTj Snubberless™シリーズは、最高接合部温度までパラメータを維持できるため、150℃で通常の3∼4倍優れたターンオフ性能を実現することができます。さらに、このトライアックは最大で1500V/マイクロ秒の高いノイズ耐性を実現します。RCスナバ回路およびノイズ・フィルタが不要になるため、メーカーはさらなるコスト低減が可能になります。
このトライアックは、掃除機、洗濯機のドラム用モータおよび工業用駆動装置など、あらゆるモータ制御アプリケーションや、調理器具、オーブン、レンジの加熱部、コーヒー・メーカーといった高温での使用環境に適しています。さらに、ヒータおよび高出力モータを制御するためのPCB上の出力密度向上にも最適です。周辺温度が非常に高い閉環境で使用されている従来のトライアックと置き換えることができます。
HiTjトライアック・シリーズはできる限り汎用性を重視しており、TO-220AB、TO-220AB(セラミック製、絶縁タイプ)およびD2PAK表面実装パッケージで生産されます。すべて600Vデバイスで、定格電流は8A、10A、12A、16Aおよび20Aです。感度範囲は現在35mA∼50mAですが、10mA対応デバイスが近日発表予定です。
HiTjトライアック・シリーズは、現在量産中で、単価は、約1,000個購入時で約$0.50∼$1.00です。
http://www.st-japan.co.jp/STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。2007年の売上は100億ドルでした。
さらに詳しい情報は、STのホームページをご覧ください。
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