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ビラージロジック、標準CMOSプロセスの1メガビット組み込みリプログラマブル不揮発性メモリ(NVM)「emPROM(TM) メモリシステム」を発表

2008/06/17ビラージロジック  プロセッサ/メモリ
追加のマスクやプロセスステップを必要とすることなくSoCにおける柔軟で高密度のコード格納のための、安全なNVMを提供

ビラージロジック(Nasdaq略号:VIRL、日本法人:ビラージロジック株式会社、横浜市港北区、代表取締役社長:三俣正和)は本日、SoCデバイスにおける柔軟なプログラムコード格納向けに、組み込みマルチタイム プログラマブル(MTP)不揮発性メモリ(NVM)の新しいファミリである「emPROM(TM)メモリシステム」を発表しました。

ユーザー定義の機能性と、ビラージロジックの大容量リードオンリーメモリ(ROM)およびNOVeA(R)フラッシュメモリを組み合わせたemPROMは、最大16メガビットのコード格納を必要とするSoC設計用に、安全で完全統合型の組み込みNVMを提供します。emPROMは、業界標準のCMOSプロセスで製造されるため、追加のマスクやステップが不要です。emPROMは、量産民生品、産業用、自動車、防衛アプリケーションに理想的であり、最少仕様として、プログラム回数10万回、125℃でデータ保持期間10年を保証します。

emPROMメモリシステムは、SoCコードセキュリティ、性能、電力消費、特別なプロセス要件などの重要な問題に対応しています。現在生産中のほとんどのSoC設計は、プログラムコードの実装・実行用に2チップソリューション(プログラムの格納用にフラッシュメモリ、そしてプログラム命令を実行する組み込みプロセッサを包括するSoC)を利用しています。この方法では、データがフラッシュメモリからSoCへのチップの境界線を交差する際、重大なセキュリティの脆弱性が取り込まれてしまいます。たとえ複数のチップが一つのパッケージに混在するSIP実装であったとしても、これは事実です。更に、2チップソリューションでは、製造コストが増加(システムエリアや電力消費の増加も含む)すると同時に、全体的な性能や信頼性が低減します。ビラージロジックのemPROMは、広範なインターナルデータパスを可能にし、外付けI/Oを排除することで、高性能且つ低消費電力を提供します。外付けフラッシュメモリデバイスを排除することで、emPROMは、システムサイズや製造コストを削減しながら、設計のセキュリティおよび信頼性を向上します。

Semico Research、ASICおよびSoC、シニアマーケットアナリスト、Richard Wawrzyniak氏のコメント
「マイクロコードは、SoCが管理しなければならない最も価値ある資産の一つであり、そのためコードの安全性が非常に重要な設計の目的となっています。ビラージロジックのemPROMメモリシステムは、標準製造プロセスで製造可能でありながら、コスト効率の高い安全な高密度コード格納と、プログラミングの柔軟性を組み合わせた、最適化されたソリューションなのです。」

今日では、組み込みフラッシュ、ワンタイム プログラマブル(OTP)およびROMを含む組み込み高密度メモリソリューションが幾つかあります。組み込みフラッシュは、数社のファンドリーにおいて成熟したプロセスノードで製造可能ですが、このタイプのメモリは、追加のマスクやプロセスステップが必要となるため、全体的な製造コストの増加につながります。事実、組み込みフラッシュプロセスを使用することにより追加の製造コストが生じた結果、組み込みフラッシュメモリの必要数に関連して全体的なチップサイズが増加し、SoCチップコストも大幅に増加する可能性があります。

当然のことながら、OTPメモリは一回限りのプログラムが可能なため、ビット不良やコード変更の場合には、使い物になりません。また、ROMは非常に安価なメモリである一方、ウェハ生産中にプログラム設定されるため、コード変更の実行の際には、柔軟性はほとんどありません。

ビラージロジック不揮発性メモリおよび防衛向け製品担当
シニアマーケティングディレクター、Joel Rosenbergのコメント
「emPROMは、標準CMOSプロセスで、安全で柔軟性のある組み込みNVMを提供することにより、危険な空間を埋めます。ユーザー定義機能と、実証されたROMおよびNOVeAフラッシュ技術を組み合わせることで、標準CMOSプロセスで、コスト効率の高い、高密度で柔軟性のあるNVMのニーズに応えます。emPROMは、プロセッサのコード格納に加え、特殊な市場やアプリケーション、またはマイクロコード暗号を対象に、システム内でのプログラマブル機能の選択を可能にします。また、emPROMメモリシステムは、ユーザー定義機能向けに、さまざまなコスト効率の高いメモリ機能を実行するための、事実上制限のない柔軟性を提供します。

emPROMソリューションは、標準的なSoC設計に大容量と柔軟性を与えることで、他のどのアプローチより、真のsystem-on-chipの目的を実現することができると確信しています。またそれ以上に、組み込みメモリに対するこのアプローチは、ユーザーが最もコスト効率の高い安全な方法で、現在のシステムの修正や維持を可能にすることで、メーカーの重要なSoCへの投資価値を保護します。」

価格および入手性について
ビラージロジックのemPROMメモリシステムは、現在90nmリファレンス設計と共にご利用いただけます。このリファレンス設計は、1Mbit Via ROM、4Kbit NOVeA 3.0、emPROMプロセッサ、RTLソースコード、関連文書が含まれています。詳細につきましては、ビラージロジックまでお問い合わせください。(japan_info@viragelogic.com)

emPROMメモリシステムについて
emPROM(embedded multi-time Programmable Read-Only Memory)メモリシステムは、追加のマスクやプロセスステップを必要とすることなく、標準CMOSプロセスで、高密度な組み込みNVM提供します。emPROMは現在、16K∼16Mビットでプログラムが可能です。emPROMは、安全なシングルチップコード格納アプリケーション向けに設計されており、フラッシュの柔軟性を持ちながら、低コストおよび高密度のROMを提供します。emPROMメモリシステムは、ユーザー定義機能と、常駐emPROMプロセッサ、最高16MビットのROM、最高16KビットのNOVeAフラッシュメモリを組み合わせています。ア
プリケーションには、コード格納、パッチコード、機能選択、暗号が含まれます。その他の多くの機能は、ユーザー定義機能を実装することで可能となります。emPROMは、ファンドリーや半導体メーカーの180nm∼45nmの標準CMOSプロセスでの製造用に設計されています。また、外付けフラッシュメモリに因るセキュリティの隙間を排除することにより、コード格納で使用される他のNVMソリューションの限界に対応し、ROMの設計および製造の柔軟性の欠如を克服し、OTPメモリに比べ完全なテスト性を実現します。

NOVeA について
2002年に誕生した、業界初の商用不揮発性メモリNOVeA(NOn-Volatile,
electrically Alterable)は、追加のマスクやプロセスの必要がなく、標準CMOSロジックプロセスで製造され、現在は32ビットから16,384ビットまでの構成で提供されています。安全性重視のアプリケーション向けに設計されたNOVeAは、量産RFID、デジタル著作権管理、暗号化、ワイヤレス、センサー、DSP、コード保管、また民生から防衛向けまでその他のMTPデザインの共通の要件である、標準CMOSロジックプロセスによる少量の組み込みNVM に対応します。NOVeAは現在、ウェハファンドリー7社および半導体メーカーにて、CMOS プロセスでの180nmから45nmまでのプロセスノードで製造されています。

マルチタイムプログラマブルアプリケーションに加え、NOVeAは、アナログトリミング、プログラマブルヒューズ、デバイスID、デバイスオプションなど、1回もしくは複数回プログラマブルなNVMを必要とする設計に利用することができます。ワンタイムプログラマブル技術と違い、NOVeAは実証済みの低電力、Fowler-Nordheimトンネリングに基づき、テスト時では各プログラミング要素を100%確実に実証することが可能なため、結果的にフィールドで最大可能プログラム歩留まりを実現することになります。OTPメモリはその固有の性質により、ウェハテスト時に100%実証することができないため、生産段階、またはフィールドにて、シングルビットの書き損じがあった場合に、結果的にコストのかかるSoCの失敗事例となり得ます。プロセスに応じて、NOVeAはシステム内で10万回の再プログラムが可能で、125℃で10年間という最小データ保持期間が規定されています。

ビラージロジック について
ビラージロジックは1996年に設立され、複雑な集積回路設計に用いる高度な組み込みメモリIP(知的設計財産)のテクノロジーおよびマーケットリーダーとしての地位を確立してきました。今日では、業界の信頼のおけるIPパートナーとして、ビラージロジックのSilicon Aware IP(TM)製品(組み込みメモリ、ロジック、I/O)には、予測性、製造性を向上するためのシリコン・ビヘイビアの知識が含まれています。また、2007年のIngot Systemsの買収により、Double Data Rate(DDR)メモリコントローラなどの特定用途向けIP(ASIP)ソリューションや設計サービス等が、新たにビラージロジックの製品ファミリに追加され、ビラージロジックの対象市場への対応力は大きく増強されました。

ビラージロジックの高度に差別化された製品ポートフォリオは、ファンドリー、半導体メーカー、ファブレス企業に、競争優位性の鍵となる高性能、低消費電力、高密度、最適な歩留まりを提供します。ビラージロジックは、FirstPass-Silicon
Characterization Lab(TM)により、特定の製品向けに、幅広いファンドリーやプロセス技術において高品質で信頼性の高いIPの実現をサポートします。詳細につきましては、www.viragelogic.comをご参照ください。

*本文に記載されたすべてのブランド名とその商品名はそれぞれ帰属者の登録商標または商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】

ビラージロジック広報担当
(株式会社イーアンドイー)
金子 順子
TEL:0422-30-8800
mailto:junko@e-e.co.jp


企業HP:
http://www.viragelogic.com/index_jp.asp

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