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ニュースセンター

当社初の車載用ボルテージトラッカ「S-19720 シリーズ」を発売 業界最小(※1)のオフセット電圧・小型パッケージ

2022/03/25エイブリック  自動車

 

~ 低オフセット電圧±5mVで自動運転の安全性向上に必須な高精度センシングに貢献! ~

 

2021/11/02

 

 

エイブリック株式会社(社長:石合 信正、本社:東京都港区、以下:ABLIC)は本日より、車載用ボルテージトラッカ「S-19720シリーズ」の販売を開始しました。
 

自動車業界はCASE(コネクテッド、自動運転、シェア&サービス、電動化)を軸とした技術革新が急速に進んでおり、100年に一度の大変革時代と言われています。特にCASEの中の「自動運転」機能を持つ自動車には、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転(AD)システムをはじめ、刻一刻と変化する車内・車外の状況を正確に把握するための様々なセンサ類が搭載されています。
 

多くのセンサは電源電圧に比例した出力(レシオメトリック出力)をするため、電源電圧が変動すると出力も変動します。ECU(Electronic Control Unit)内の計測部(ADC)が正確な値を読み取るためには、センサとADCの電源電圧を等しい値で使用する必要があります。通常、配置スペースの制約からECUはセンサから離れた場所にワイヤーハーネスを介して配置されますが、万が一、ワイヤーハーネスに障害が発生した際にADCやCPUなどのECU内部の部品に影響が及ばないよう、センサの電源ICとECUの電源ICは分離して構成する必要があります。しかし、センサとECUに内蔵されたADCは異なる電源ICで構成されるため、電源IC間にばらつきが生じ、それぞれの出力電圧に差異が生じる(オフセットが生じる)可能性があります。オフセットが生じるとセンサの読み取り精度が低下し、自動車の安全性、環境性能、快適性などに影響を及ぼすリスクがありました。
 

本日発売したボルテージトラッカ「S-19720シリーズ」は、業界最小(※1)のオフセット電圧で、ECU外部のセンサ類や部品へ電源を供給する際に、正確なセンサ読み取りを実現することができます。さらに、各種保護回路を備えているため、ワイヤーハーネスに障害が発生した場合でもECUを保護することができ、自動運転のさらなる安全性向上に貢献する製品です。
 

また、「S-19720シリーズ」は、業界最小(※3)のHSNT-6(2025) (1.96×2.46×t0.5mm)パッケージを採用し、部品点数の増加に伴い省スペース化が進む昨今の車載用機器のニーズに応える製品となっています。
 

さらに、パワーオフ時消費電流が4µA typ.と小さく、センサを間欠的に動作させるシステムの暗電流削減(※2)に最適です。
 

なお、「S-19720シリーズ」はPPAP(Production Part Approval Process: 生産部品承認プロセス)に対応しており、車載ICの品質規格AEC(*)-Q100 Grade1(*Automotive Electronics Council: 車載電子部品評議会)にも対応予定です。

 

詳しくはこちらをご覧下さい。

https://www.ablic.com/jp/semicon/news/2021/11/02/s-19720/

 


企業HP:
https://www.ablicinc.com

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